カンボジア地雷撤去活動のリアルな現場

先日、カンボジアの地雷撤去活動に

同行させていただきました。

 

通常、一般人がこのような場所に行くことは

できないのですが、今回は特別にご一緒させていただき、

いろいろとお話を伺うことができました。

 

地雷撤去活動

 

 

カンボジアに住んで約2年。

まだまだ、知らないカンボジアの現状を

学ぶことができました。

 

備忘録を兼ねて、カンボジアの地雷の現状を

まとめてみました。

 

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■ 地雷って何で埋められたの?

■ カンボジアに埋まっている地雷の数

■ 地雷撤去活動の現状

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地雷って何で埋められたの?

 

カンボジアの地雷の多くは、

ポル・ポト政権下の内戦時に埋められました。

特に地雷が多く埋まっているは、タイの国境付近。

 

・ポル・ポト派、政府軍が敵陣の侵攻を防ぐため

・タイ軍がポル・ポト派の侵攻を防ぐため

 

上記の理由で、地雷が多く埋められたと言われています。

つまり、自国のカンボジア国民自らが

地雷を埋め、今もなお、地雷被害にあっているという

皮肉な現状があります。

 

また、地雷にはいくつか種類があるのですが、

そのうちの対人地雷は、

地雷を踏んでも、それで命を落とすことはなく、

あえて、手足を負傷させる程度の破壊力を

備えています。

 

これは、兵士が地雷を踏み、

亡くなってしまうと、

兵士の数は、マイナス1。

 

しかし、兵士が負傷し、

まだ命はある状態だと、

味方の兵士は救援活動をします。

負傷兵士1、救援兵士1~2と、

兵士の数は、マイナス3。

 

兵士の数をより少なくし、

さらに、精神的苦痛を被害者自身だけでなく、

まわりの兵士にも与えることによって

戦意を減退させる目的も、地雷にはあります。

 

地雷撤去活動

 

 

 

カンボジアに埋まっている地雷の数

 

地中に埋められた地雷は、

600万個

ある、と言われています。

 

地雷はとても安価につくれる平気で、

300円~500円程度で作れるそうです。

けれども、撤去するにはその100倍の費用が

かかるとも言われています。

 

 

 

地雷撤去活動の現状

今回、特別に同行させていただいた団体は

CSHDさま。

カンボジア人のアキ・ラーさんを中心に、

地雷撤去活動を続けていらっしゃいます。

 

 

 

地雷の撤去方法も、さまざまなスタイルがあるのですが、

今回は、人がひとつひとつ撤去していく撤去方法でした。

 

雑草が生い茂るため、

まずは、草を土の上から刈りとり、

その後、金属探知機を地中にかざします。

地雷撤去活動

 

 

金属探知機の反応があれば、

地中をナイフのようなもので探ります。

もちろん、金属探知機は、地雷以外の

金属片にも反応するので、

すべての金属片を取り除く必要があります。

 

地雷撤去活動

地雷が埋められていた場所は、

かつて戦闘があった場所。

銃撃戦が行われていれば、銃弾や

不発弾の破片、その他、金属片は

無数に存在しています。

 

これらすべての金属片を

ひとつずつ片付けていかなければなりません。

地雷撤去活動

 

 

途方も無い作業です。

 

 

これを毎日毎日、繰り返して行っている

隊員のみなさまは、本当にすごい……

絶対自分にはできないな、と感じました。

 

乾季の時期は、

40℃を超える暑さのなか

重い防護服を身にまといます。

 

そして、雨季の時期は、

雨が降ると道路が通れなくなってしまう

場所もあります。

撤去活動自体はもちろんですが、

ベースキャンプで生活することですら

大変な環境です。

 

 

 

地雷撤去の隊員さんは、

以下の様なスケジュールで活動しているそうです。

 

【 地雷撤去活動のスケジュール例 】

25日間・・・・地雷撤去活動

5日間・・・・・シェムリアップ市内で休息

 

そして、5日間の休息後は、

また、次の地雷撤去地へ移動される、とのこと。

電気も水道も、何もない、

まさに、ジャングルのような場所で

命をかけて働いていらっしゃいます。

 

こんな過酷なお仕事ですが、

女性の隊員の方もいらっしゃいました。

 

男性に負けず、黙々と撤去活動に

励む背中と、休憩中の笑顔が、とても印象的でした。

 

 

■ 地雷撤去活動の様子をもっと詳しく知りたい方へ

>> 志村晋平の地雷撤去活動密着取材インタビュー(youtube)

股間をサソリに刺されながらも(実話)、

志村晋平が、1周間、隊員のみなさまと

地雷撤去活動に同行させていただいた体験を語っています。

 

 

まだまだ、完全に地雷を撤去するには、

時間がかかりそうですが、

私たちができることで、

少しでも地雷撤去活動の応援ができたらいいな、

と、感じました。

 

 

このような貴重な機会をいただいた

kengoさん、sayakaさん、

アキ・ラーさん&CSHDのみなさま、

本当に、ありがとうございました。

 

※(Photo by shinpei shimura)

 

 

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